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山ちゃんの晴れたらいいね2011/9/24

鎌ヶ岳宮妻峡から水沢岳・鎌ヶ岳周回

(写真や地図はクリックすると拡大します)    一覧へ    戻る    花の頁   登山ルート地図


台風が去って随分と涼しくなってきた。 この連休、特に中日はお天気にも恵まれ登山日和である。  紅葉の季節には少し早いようだが、さてどこにしようか・・。

思いついたのが、以前から一度登ってみたかった鎌ヶ岳の鎌尾根コース。 岩尾根が続き、稜線歩きが楽しそうである。
なによりも自宅からの移動時間が短いのが有難い。


 マイカーアクセス

自宅 (出発 4:30) → (阪高北神戸線,中国道,名神道,新名神道,東名阪道)→ 鈴鹿IC →
   → (県道27,R306,県道44,宮妻峡への林道) → 宮妻峡駐車場 (到着 6:30)  所要時間:2時間00分


自宅を早朝4時半出発。
今日は私の好きな新名神を通る。 この道は、比較的新しく、自然の広がるエリアを走るので気持ちがいい。 その上、幅員も広く交通量も少ないので快適である。 「こんな高速道路ばかりだといいのにな~」
途中のSAで食料を仕入れて、一路宮妻キャンプ場へ。


 コース

宮妻峡駐車場(6:45) → 水沢岳登山口(7:25) → 水沢峠(8:25-30) → 水沢岳(宮越山)(9:00) →
  → 岳峠(10:25) → 鎌ヶ岳(10:40-11:10) → 雲母峰分岐(11:40) → カズラ滝(12:40) → 宮妻峡駐車場(13:00)


駐車場から水沢峠へ
ガラ空きの駐車場に車を止め、水沢峠を目指して歩き始める。 暫くは林道歩きだが、落石があちこち散乱しているので、注意が必要だ。

気温14度、山の空気は清々しい。 台風以来、秋を悟ったのか、煩かったセミの鳴き声もピタリと消えた。 森は、時折聞こえてくる小鳥の囀りが静寂を破るだけ。 登山者の姿も見られず、どこかもの悲しい。

入道ヶ岳登山口
入道ヶ岳登山口案内を右側林道へ
(裏)宮妻峡駐車場
鎌ヶ岳を仰ぐ
林道から正面に鎌ヶ岳を仰ぐ

 
分岐部を左へ
迷う登山者もいるという分岐部左へ

 
水沢岳登山口
水沢岳登山口

 


そんな道を40分ほど歩くと水沢岳登山口に着いた。 ここからは、本格的な山道に入る。 面白みのない道だが、一頃の暑さはないので歩きやすい。

「このあたりは、“タマゴダケ”はないのかな?」 「卵だけだとコレストロール値が上がるわ」
「・・・・ (―”― )」
キノコファンの私は、この季節いつも珍しいキノコを探しながら歩いている。
残念ながら、この山は花崗岩からできているためか、どこも乾燥していてキノコの生える環境ではないようだ。

歩を進めていくうちに、途中から目印の赤いテープが無くなり立ち往生。 結局、足場の悪い沢のガレ場を直登することに・・。 濡れていて滑りやすいので慎重に歩く。
どこかに巻き道があったのかもしれないが、ルートが判然としなかった。 私たちが見落としてしまったのか、それとも台風の影響で荒れていたのか?? 初めて歩く私たちには、どこが正規のルートなのかもわからない。

水沢峠への登山道
水沢峠への登山道
(裏)山腹の登山道
ガレ谷を登る
大きな岩壁を越え右側ガレ谷を登る
(裏)ガレた谷筋をテープ頼りに登る
急な谷筋を見下ろす
巻き道もある急な谷筋を見下ろす
(裏)谷筋の上部は急で足場も悪い
水沢峠
水沢峠に着いた
(裏)水沢峠を少し下った水場


水沢岳から鎌尾根を通り鎌ヶ岳へ
峠からは急登で始まり、樹林帯から笹に変わると水沢岳に着く。 山頂は展望が良くないので、単なる通過点。 そこを過ぎると、これから歩く鎌尾根や鎌ヶ岳の尖峰が眼前に現れる。

水沢岳(宮越山)へ登る
水沢岳(宮越山)へ登る

 
馬の背渡り
「馬の背渡り」を進む
(裏)「馬の背渡り」へ出る
だ四日市市と伊勢湾
霞んだ四日市市と伊勢湾の眺望
(裏)水沢岳山頂目前
水沢岳山頂
水沢岳山頂 (裏も)

 


岳峠まで、展望のいい尾根を、聳え立つ鎌ヶ岳を眺めながら登っていく。 キノコ岩や馬の背渡りなどのザレ場、ヤセ尾根、岩峰の鎖場と険しい道が続くが、変化に富んで面白い。 天気が良ければさほど危険箇所はない。
四日市市、伊勢湾も遠望しながらの稜線歩きも鈴鹿山系の山歩きの醍醐味である。

尾根道を進む
鎌ヶ岳を目指して尾根道を進む

 
「きのこ岩」上部から
「きのこ岩」上部から
(裏)「きのこ岩」を見上げる
尾根道
鎌ヶ岳に続く爽快な尾根道

 
水沢岳を振返る
水沢岳を振返る
(裏)イワクラ尾根の磐座
鎌尾根と鎌ヶ岳
花崗岩の崖部から鎌尾根と鎌ヶ岳
裏)穏やかな鞍部を越えれば衝立岩
鎌尾根
衝立岩から鎌ヶ岳へ続く鎌尾根
(裏)正面に衝立岩
「衝立岩」を越える
「衝立岩」は左に巻いて越える
(裏)衝立岩を越えて鎌尾根へ
水沢岳への稜線
鎌尾根から水沢岳への稜線
(裏)鎌尾根からの眺望
御在所岳がすぐ近くに
御在所岳がすぐ近くに見える

 
鎌ヶ岳が近く
鎌ヶ岳が近くなってきた

 
砂礫状の花崗岩
砂礫状の花崗岩が踏み跡を消す
裏)鎌尾根の幾つものピークを越る
水沢岳への稜線
ザレたピークから水沢岳への稜線

 


笹に覆われた岳峠からは、長石谷分岐を過ぎるとすぐに鎌ヶ岳直下となる。 この岩壁をどうやって登るのだろうと不安になったが、ペイントマークに沿って右に進み、岩の間を登ると小さなコルにでる。 そこからは一気に岩稜を登りきると展望のいい山頂に立つ。

御在所岳をバックに鎌ヶ岳
御在所岳をバックにした鎌ヶ岳

 
カニの横這い
「カニの横這い」?
(裏)岳峠への下り
岳峠
岳峠、岐路はここからカズラ谷へ

 
鎌ヶ岳直下
鎌ヶ岳直下に着いた
裏)鎌ヶ岳へ右の谷状岩場を進む


鎌ヶ岳山頂
山頂はゴツゴツと岩が突き出して狭いが、鈴鹿の山々や伊勢の平野、伊勢湾の素晴しい展望が開けている。
眼前には3年前に登った御在所岳。 「今度は、紅葉の季節に、御在所岳と鎌ヶ岳を周回するコースを歩こうね」 そんな楽しい会話を弾ませながら早めの昼食を摂る。

山頂の気温は19度。 日向では暑いが、日陰に入ると少し寒い。 狭い山頂に次々と後続者が登ってくるので山を早々に辞することにした。

鎌ヶ岳山頂
鎌ヶ岳山頂へ着く
裏)鎌ヶ岳山頂の天照大神を祀る祠
>鎌ヶ岳山頂のケルン
鎌ヶ岳山頂の小さなケルン
(裏)鎌ヶ岳山頂のプレート
鎌ヶ岳山頂
山頂で撮る人、休む人
裏)鎌ヶ岳山頂から御在所岳を望む
鎌尾根と水沢岳
鎌ヶ岳山頂から鎌尾根と水沢岳

 


カズラ谷コース下山
下りはカズラ谷コースを取る。

このコースは、樹林帯のなかの歩きとなるため展望がない。 見所といえば、林道に出るちょっと手前の左俣の滝くらいだろうか。

鎌ヶ岳から岳峠へ
鎌ヶ岳から岳峠へ下る
(裏)笹の覆うカズラ谷コース入口
雲母峰への分岐部
雲母峰への分岐部を右へ
(裏)深く抉れたカズラ谷登山道
カズラ谷登山道
カズラ谷コースの登山者
(裏)カズラ谷コースの水場
カズラ谷コース
カズラ谷コースを下る
(裏)杉林を越えればカズラ谷


面白みのない道ではあったが、最後に難所が待ち受けていた。 台風で増水した川を渡らなければならない。 小柄な私では、自力での渡渉は困難。 夫が差し出すストックを頼りに渡る。 2~3度渡渉を繰り返すと登山口。

カズラ滝
カズラ滝
カズラ谷の渡渉点
水量の多いカズラ谷の渡渉点
鎌ヶ岳登山口
鎌ヶ岳登山口に戻る
鎌ヶ岳登山口の駐車場
鎌ヶ岳登山口の駐車場


今日はさほどバテることもなかったので、1時前に駐車場に着いた。 久々の早い帰宅となった。




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