(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 花の頁 登山ルート地図
連休を利用して1泊2日で白山に登って来ました。
マイカーアクセス
自宅 (出発 4:35) → (阪高北神戸線・中国道・名神道・北陸道) → 福井北IC →
→ (R416・R157・県道33) → 市ノ瀬ビジターセンター駐車場 (到着 8:25) 所要時間:3時間50分
市ノ瀬の広い駐車場はすでに満車状態。 臨時便のシャトルバルで別当出合へ。
駐車場 (出発 8:45) → 市ノ瀬ビジターセンター (臨時便 9:05) → 別当出合 (到着 9:20)
コース
【1日目】 別当出合(9:25) → 中飯場(10:05) → 別当覗(10:45) → 甚之助避難小屋(11:25-35) →
→ (休憩5分) → 水場(12:20) → 黒ボコ岩(12:55-13:00) → 五葉坂下(13:05-10) → 室堂平(13:35-14:05) →
→ 御前峰(14:45-50) → 大汝峰(15:35 下山15:40) → (登山者と会話 5分) → 室堂センター(16:30)
【2日目】 室堂センター(7:00) → アルプス展望台(7:35-40) → 南竜ヶ馬場(8:10) → 赤谷(8:35) →
→ (休憩5分) → 油坂頭(9:20) → 天池(9:35) → (休憩5分 3回) → 御舎利山分岐(11:00-10) →
→ 別山(11:20-35) → 御舎利山分岐(11:45-50) → チブリ尾根避難小屋(12:55-13:00) →
→水飲場(14:35-40) → 猿壁登山口(15:35) → 市ノ瀬(15:55) → 駐車場(16:05)
別当出合から室堂平峠へ
登りは前回と同ルートで一番ポピュラーな砂防新道から室堂を目指す。
連休の登山日和とあって、登山者が列をなしている。 夏山シーズンほどではないが、老若男女で賑わっていた。
登り始めは気温12度だったのが、次第に上昇。 陽射しがあってかなり暑い。 このルートは、途中水場やトイレがあるのが有り難い。
登山道は、5年前より一層整備され、殆どが石段になっていた。 歩きやすいが、趣きには欠ける。 気になったのが、山の崩落箇所が増えていたこと。 白山山系は脆弱な地質なのだろうか、無残な姿を晒していた。
黒ボコ岩までは、緩急織り交ぜての登りが続く。 ここからは、木道が敷かれた弥陀ヶ原を経て五葉坂を登ると室堂に至る。
先日の雪で、今年の紅葉はあまり期待できないとの情報だったが、やはりナナカマドの葉は赤く染まることもなく殆ど枯れていた。 残念だが、自然が相手では諦めるしかない。
室堂センターで宿泊の手続きを済ませ、私は御前峰へ、夫は御前峰から大汝峰へ。
御前峰、大汝峰巡り
御前峰に登ったときには、晴れていた空も雲が覆い始めていた。 ここに登る登山者は多いが、大汝峰に向かう人影は少ない。 今度訪れるのは何時になるか、白山3峰の一つ剣ヶ峰にも登りたかったが、夕食までに戻る時間の余裕が無く断念。 急ぎ大汝峰に向かう。
山頂の避難小屋では冷たい風を避け、何人かが重ね着を始めていた。 大汝峰へ登り始めた年配の登山者は、暗くなるまでに戻ると言う、何ともたいしたものだ。 近道を通らず大回りしてみたが、水屋尻付近にもクサモミジの彩りは無く、お池めぐりコースの秋は終わったようだった。
宿泊棟は、以前にはなかった女性更衣室と乾燥室が備わっていたが、更衣室は暖房がないため利用している人は少なかった。
夕食は4時50分。 同室者と少し会話を交わすも、することがないので毛布に潜り込む。
ここは、トイレが外にあるのが辛い。 一度外に出ると体が冷え切ってしまうので、最終トイレを考えながら床に就く。 1~2時間ウトウトしただろうか、やっぱり眠れなかった。 こんなところで熟睡できる人の神経はどうなっているのだろう。 なんとも羨ましい!
展望歩道、南縦走路を経て別山へ
2日目も超快晴。 5時に起床し、防寒対策をしてご来光を拝みに出る。 寒いなか、震えながら待つこと30分。 オレンジ色に染まった北アルプスの一角から真っ赤な太陽が昇り始めた。 素晴しいロケーションだ。
下りは、コースタイム7時間50分。 ゆっくりはしていられない。 暖かく着込んで気合を入れていざ出発。
霜柱の立つ堅い地面を踏みしめながら下っていく。 朝の清々しい空気に真っ青な空、乗鞍や御嶽山を眺めながらの歩きは爽快だ。 さすが展望歩道!
室堂から1時間半ほど歩くと、南竜ヶ馬場。 白山の中でもここの紅葉は見ごたえがあると聞くが、今年はどこも期待薄のようだ。 あと1週間もするともう少し色づくだろうか。
ここからは、敷設の木道を歩き、一旦下って登り返す。 油坂の頭あたりまでは、厳しい登りが続くが、次第に展望が開けてくる。 眼前に広がる北アルプスの峰々や白山の姿に癒されながら別山を目指す。
別山までの稜線歩きは思った以上に快適だった。 パノラマが広がって、眼下にはコバルトブルーの白水湖も見える。 紅葉の季節や高山植物の咲く時期は最高だろう。 機会があれば、季節を変えて歩いてみたいものだ。
別山山頂は、20人くらいの登山者で賑わっていた。 室堂から4時間20分。 お腹も空いてきたので、ここで早めの昼食を摂る。
別山からチブリ尾根を市ノ瀬へ下山
大パノラマを楽しんだ後は、御舎利に戻って別山市ノ瀬道を下る。 暫くは急なガレ尾根が続くので足元に注意が必要だ。
チブリ避難小屋が近づくと傾斜は緩やかになり、紅葉の色付きも目立ち始める。 紅葉だけなら今はここのルートが一番綺麗かもしれない。
足も疲れてきたので、避難小屋で小休止。 ここは、水場はないがトイレがあるようだ。
チブリ尾根は、緩やかだが、ダラダラととにかく長い。 帰りの時間が気になるが、足が棒になりピッチが上がらない。 ヘトヘトになりながら市ノ瀬駐車場に漸く到着。 3時の予定が、4時を回っていた。
帰りは、またもや渋滞に巻き込まれ、自宅に着いたのは、夜10時。 毎度のことながら、疲れきって爆睡。 今日は夫婦で筋肉痛に悩まされている。
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