(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 登山ルート地図
今年も福寿草の季節がやってきた。 関西では、福寿草といえば藤原岳。 花が咲きはじめたとの情報を得たので、6年ぶりに福寿草に会いに出かけてきた。
マイカーアクセス
自宅(出発 5:40)→(阪高北神戸線・中国道・名神道・新名神道・東名阪道)→四日市IC→
→(R477・県道140・R365・R306・県道614)→藤原岳登山口駐車場(到着 8:10) 所要時間:2時間30分
この日は好天で祝日とあって駐車場は既に満車状態。 ラッキーにも最後の一台分のスペースになんとか停めることが出来た。
コース
藤原岳表登山口(8:25) → 表登山道四合目(9:10) → 登山道八合目(10:00-05) → 九合目(10:20-25) →
→ 藤原山荘(10:55-11:00) → 展望台(11:10) → 藤原山荘(11:20-50) → 天狗岩(12:20-30) →
→ 藤原山荘(12:55) → 八合目(13:25) → ダム工事現場(14:40) → 藤原岳表登山口(15:15)
表登山道を藤原山荘へ
藤原岳は2回目なので今回は、逆コースを取る。
皆さん、遭難者のことが念頭にあるのか登山届けを出される方が多い。 私達も順番を待って登山届けを出し、大貝戸登山口から登り始める。
落葉樹や植林帯を抜けると聖宝寺からの合流点が8合目。 ここからは、明るい自然林の中の歩きとなるが、残雪で滑りやすくなっている。 雪が溶けぬかるんだところも多い。 アイゼンは背負ってはきたが、慎重に歩けば問題ないようだ。
歩くにつれ、雪の間から福寿草が顔を見せ始めた。 8合目あたりは、蕾が多いが、お天気がいいので、しっかり花弁を広げた花もある。
このルートで一番早く咲くところが9合目。 日の当たる斜面では2~3部咲きになっていた。 ここで足を止め、花を観賞していると、夫が「盗掘の跡がある」と言い出した。 他のハイカーからも「あちこち掘り起こされてるわ」の声が! 土壌が違うのだから持ち帰っても枯死させてしまうだけなのに、残念です。
避難小屋まで2時間半。 小屋付近の雪は随分少なくなっているが、福寿草は蕾さえ見られず。 このあたりで楽しめるのはまだまだ先のようだ。
小屋前では指導員の腕章をつけた方が、先月遭難された方について話をされていた。 この日は、コグルミ谷(御池岳)をメインに捜索されているとか。
連絡が途絶えてから40日が経つ。 遭難された方が、一日も早く家族の元へ戻られることを祈るばかりです。
展望台を往復した後、小屋で昼食を摂る。
天狗岩往復
天狗岩まで緩やかで開放感のある道が続く。 気温は4度だが、風があって寒い。
避難小屋から歩くこと30分。 天狗岩からの展望はすばらしく、鈴鹿主稜線の山々や伊吹山などの滋賀県側の山もくっきりと見ることができた。
下山
聖宝寺登山道は、登山口付近でダム工事が行われているため通行禁止になっている。 裏登山道はガレた部分や、崩壊危険箇所があります。 ダムの工事現場は登山道が無いため通行できません。
最後に。 2月に行方不明になられた方の捜索が続いてるようです。 捜索隊の方から「捜索の踏み跡があちこちにあるので、惑わされないよう注意して歩いてください」との事でした。
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