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このところ小春日和の穏やかな日々が続いている。 こう冷え込みが少ないと紅葉の色づきが悪いのも得心がいく話である。 今年はどの山も美しさに欠け鮮彩な紅葉とはいかないようだ。
マイカーアクセス
自宅 (出発 4:45) → (阪高北神戸線・中国道・名神道・新名神道・東名阪道) →
→ 四日市IC → (R477) → 鈴鹿スカイライン駐車場 (到着 6:45) 所要時間:2時間00分
今回は、以前鎌ヶ岳に登って一度歩いてみたいと思っていた、御在所岳から鎌ヶ岳を周回するコースを歩いてきた。
コース
駐車場(7:00) → 中道登山口(7:10) → 休憩(15分) → おばれ岩(8:00) → キレット(8:20-30) →
→ 富士見岩(9:20) → 御在所岳山頂(9:35-45) → 武平峠(10:20) → 休憩(5分) →
→ 鎌ヶ岳山頂(11:20-55) → 弥一ヶ岳(12:50) → 三滝川(13:25) → 駐車場(13:45)
駐車場から御在所岳キレットへ
御在所岳は全国に名を知られる紅葉の名所である。 道路も登山道も渋滞が予想されるので早めに出発したというのに、既に駐車場は満車状態。 私たちより後続の車は、隅のほうに無理やり突っ込むか路駐しかない状況だ。
案の定、奇岩など変化に富んで展望の良い中道は大混雑。 特にキレット部は大行列が出来ていた。
よく見るとこの岩場、3年前とはすっかり様相が変わっていた。 風化して岩が崩れ落ちてしまったのか、今では鎖が全く必要のないくらい下り易くなっていた。
それでも、おニューなファッションに身を包んだ観光客は、鎖場で大大苦戦。 山歩きの経験は殆どないのだろう、足の置き場に窮しているようだった。 こんな時は気長に待つしかない。 焦らない、焦らない!
キレットから御在所岳山頂へ
期待した紅葉は、中腹あたりが見頃を迎えていたが、3年前に比べてもかなり見劣りする。
去年は美しかったと聞くが、自然が相手だからこんなパッとしない年もある。 作物に裏年があるように、紅葉も美しい年もあればそうでない年もある。 だからこそ「今年の紅葉はどうだろう」と、毎年山も行楽地も賑わうのである。 それでいいのだ!
急坂を歩き、朝陽台に出れば、山頂は近い。 予想通り、御在所岳山頂は、大勢の観光客で賑わっていた。 この日はロープウェイも大混雑したことだろう。
休憩をとりながらゆっくり登ったが、まだ時間は9時半過ぎ、昼食には早い。 小休止後すぐに鎌ヶ岳を目指す。
御在所岳から武平峠へ
ここからは初めて歩くコース。 中道と打って変わって登山者の姿も激減するが、眼前に鎌ヶ岳の尖峰、山々の紅葉や鈴鹿スカイラインを眺めながらの歩きは爽快だ。
武平峠から鎌ヶ岳山頂へ
武平峠で水分補給し、鎌ヶ岳に登り返す。 下りモードの足には若干厳しいが、鎌ヶ岳山頂まで1時間弱の行程、しかもほぼ落葉した潅木帯で視界が開けているので、さほど苦にならない。
御在所岳ほどではないが、鎌ヶ岳山頂も多くの登山者で賑わっていた。 私達のように御在所岳と鎌ヶ岳を周回する人も多いのだろう。
ここで紅葉を楽しみながら昼食を摂る。 9月末に登って間もないが、また前回とは違った鎌ヶ岳の景色が楽しめた。
長石尾根を下山
下山は長石尾根コースを取る。
三ツ口分岐までは、まばらながら登山者の姿も見られたが、その先は人っ子一人出会うこともなく次第に不安が募ってくる。 それでも眼下に鈴鹿スカイラインを望みながら歩けるのが有り難い。
山を下りきって渡渉すると駐車場に繋がる道路に出たので一安心。
駐車場に、1時45分に到着。 歩いた距離は短かったが、急坂やアップダウンが多く、歩き応えのある山歩きだった。 このコース、春にはアカヤシオなどの花々が楽しめるという。 またいつの日か歩いてみたいと思える展望の素晴しいコースだった。
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