(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 登山ルート地図
紅葉も終盤になってきたが、お天気も良さそうなので、兵庫・京都の山々の展望台、東床尾山を歩いてきた。
マイカーアクセス
自宅(出発 6:50) → (六甲北有料・中国道・舞鶴若狭道) → 春日IC → (北近畿豊岡道) → 山東IC →
→ (R427,9,県道10,床尾林道) → 糸井の大カツラ入口駐車場(到着 8:40) 所要時間:1時間50分
和田山から糸井渓谷に沿った林道を辿ると、東床尾山登山口の駐車場に到着。 さほどメジャーな山ではないので、先着の車は3台だけ。 まずは600mくらいのところにある糸井の大カツラを目指す。
コース
駐車場(8:50) → 糸井の大カツラ(9:00) → 床嶺の家跡分岐(10:00) → 東床尾山(10:15-10:25) →
→ 床嶺の家跡(10:40) → 西床尾山(11:35-12:05) → 西床尾登山口(13:00) → 駐車場(13:20)
糸井の大カツラへ
大カツラというからどんな大木かと思えば、主幹はすっかり朽ち果て、その周りに大小80本ほどのヒコバエが立ち並ぶ、ヒコバエの集合体だった。
古くは、高僧が雨乞いのため、この木に法衣をかけて祈願して干害を救ったと伝えられ、今でも「法衣の木」の名が残っているようだ。
糸井の大カツラから東床尾山へ
大カツラからは、2~3度小橋を渡って、鉱山精錬所跡地を過ぎ、老木の助右衛門大桜を左手に見て渓谷沿いの道を登っていく。 準絶滅危惧種のヒダサンショウウオが棲むという清らかな渓流だ。
その後、展望のないスギの植林帯の道をジグザグに登上すると尾根道に出る。 指標に従い右折し、小さなピークを過ぎて登り返すと東床尾山山頂に着く。
山頂は広く、氷ノ山、蘇武岳などの兵庫の山や京都の山々、豊岡市街など360度見渡せる。 今でも十分雄大な眺望が得られるが、何分標高839m。 あと500m高ければ文句なしの眺望が得られただろうと、ちょっと欲が出る。
東床尾山から西床尾山へ
まだ10時半。 お昼には早すぎるので縦走路合流点まで戻り、落ち葉が堆積した道を辿って西床尾山に向かう。 このあたりの木々は、一部紅葉を残してはいるが、ほぼ落葉した状態で、晩秋から初冬へ移ろうとしていた。
行き交う人もいない静寂に包まれた尾根道だが、葉を落とした木々の合間から豊岡市街が見える。 赤い木の実やヤドリギ、小鳥の囀りも私達を楽しませてくれた。
西床尾山は、マツ等の疎林に囲まれ東床尾山ほど展望は良くないが、ここで昼食とコーヒータイムを取る。 気温5度~4度。 風はないが、休んでいるとちょっと寒い。 冷え性の私には、これからだんだん厳しくなる。 それに引き換え、循環のいい夫の手はいつも温かいのでシャクに触る^^
羅漢谷を下山
下山は、森閑とした樹林帯から羅漢谷に沿ってただひたすら下っていく。 前日の雨で地面は滑りやすくなっている。 夫はまたもやスリップして転倒しかけた。 前回の打撲痛をまだ引きずっているというのに・・。 「年寄りやな~」ここぞとばかりに嫌味を言ってやった。
渓谷は、何度か渡渉するので、水量の多いときは要注意だ。 また倒木も多く歩きにくいところも数箇所ある。 羅漢谷出合からは、200m下った不動滝に立ち寄り、林道を歩いて駐車場に戻った。
東床尾山は、低山ではあるが展望が素晴しく、春にはツツジやヤマシャクヤク、夏にはキンシバイが山頂を彩り、雲海に夜景に渓谷にと四季折々楽しめる山のようだ。 機会を見つけて今度は春の山を歩いてみたいものだ。
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