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山ちゃんの晴れたらいいね2012/6/10

大普賢岳から七曜岳

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大普賢岳にはシャクナゲの花回廊があると聞く。 ぜひ一度登ってみたいと思い、その季節の到来を楽しみにしていた。

昨年は雨で調整がつかず断念。 今年こそと、満を持して出かけてきた。


 マイカーアクセス

自宅(出発 4:25)→(阪高北神戸線・中国道・近畿道・阪和道・南阪奈道)→(大和高田バイパス)→
 →(R169=中街道,伊勢街道,東熊野街道)→(林道和佐又線)→和佐又山ヒュッテ(到着6:50) 所要時間:2時間25分



今日のコースは、久々のロングコース。 和佐又山ヒュッテを起点にして大普賢岳に登り、七曜岳、無双洞を経て起点に戻る周遊コースである。

和佐又山ヒュッテ前に車を止め、トイレを済ませ出発。


大普賢岳・七曜岳登山道の案内板
大普賢岳・七曜岳登山道の案内板
拡大図はこちらから
和佐又大普賢岳線の案内板
和佐又大普賢岳線の案内板
拡大図はこちらから

 コース

登山口(7:05) → 和佐又山分岐(7:20) → 笙の窟(8:00) → 小普賢分岐(8:35) → 大普賢岳(9:15-20) →
  → 弥勒岳(9:50) → 稚児泊(10:25) → 七曜岳(10:55-11:25) → 無双洞(12:35-40) → (休憩5分) →
  → 底無井戸(13:35-40) → 岩本新道分岐(14:05-10)→ 和佐又山分岐(14:40) → 大普賢岳登山口(14:55)



登山口から大普賢岳へ

案内板に従い、キャンプ場の草原の緩やかな道を辿っていく。 暫くすると、ブナやミズナラなどの樹林帯の歩きとなる。 林の中は、白い冷気が漂い、幻想的な雰囲気を醸し出していた。 赤いツルツルした木肌が特徴のヒメシャラも目立つ。
その木々の中に、朱色のツツジが映える。 ヤマツツジか、それともレンゲツツジだろうか。

和佐又山ヒュッテ前
和佐又山ヒュッテ前駐車場から
(裏)トイレ前のベニサラサドウダン
大普賢岳登山口
登山届ポストの大普賢岳登山口
(裏)キャンプ場上広場から登山道へ
登山道
ブナ林の中の登山道
(裏)霞み始めた登山道
ヤマツツジ
ヤマツツジ

 



途中、いくつかの窟と呼ばれる奇岩壁を過ごす。 中でも岩清水が落ちる笙ノ窟は、役行者が籠ったという、修験道では重要な行場の一つとされているようだ。

岩山
登山道に岩山の姿が出始める
(裏)ヤマツツジの登山道へ登る
朝日窟
朝日窟を通過
(裏)ヒメシャラの洞に根付いた木
岩棚の登山道
鎖の付いた狭い岩棚の登山道
(裏)大きな岩肌が眼前に迫る
笙の窟
「笙の窟」の岩場
(裏)笙の窟
鷲の窟
「鷲の窟」の岩場
(裏)岩の階段になった登山道
岩場の登山道
岩場の登山道を進む先行者
(裏)日本岳分岐から急斜面を振返る
日本岳(文殊岳)への分岐
日本岳(文殊岳)への分岐
(裏)階段部分で団体さん渋滞
シャクナゲ
シャクナゲ
(裏)シロヤシオ



日本ヶ岳のコルからは、高度を一気に稼ぐ鉄梯子や鎖場の連続で気が抜けない。 高所恐怖症なので、慎重に歩を進める。 同時にこのあたりからシャクナゲの花も目立ち始める。 昨日の雨でしな垂れ傷んでいる花もあるが、苦しい登りを癒してくれた。

鉄橋を過ぎ、小休止しているとソロの女性と遭遇。 その女性は、和佐又口から登って、大普賢岳、七曜岳、行者還岳を登り、行者還岳トンネルに下りるという。 彼女も一人、私達も初めての山、お互い心細いので七曜岳まで同行することになった。

大峯奥駈道との合流点を左折して10分ほど登り詰めると、三等三角点のある大普賢岳山頂に出た。
晴れていれば、山頂からは大パノラマが広がっているはずだが、いかんせん大峰山脈はガスの中。
山頂でシロヤシオを眺めながら、同行者の方と少しお喋りを楽しんだが、景観のないところで長居は無用。 次の目的地七曜岳に向かう。

岩場に設けられた階段
岩場に設けられた階段
(裏)梯子のような階段も
小普賢は雲の中
小普賢は雲の中
(裏)厚い雲で見晴らしが無い
鉄の階段を上る
鉄の階段を上る登山者

 
シャクナゲ
霞む視界でも鮮やかなシャクナゲ

 
登山道
岩場から張出した登山道
(裏)小普賢がポンヤリと
登山道
大普賢山頂前の登山道
(裏)大峯奥駈道出合がもうすぐ
大峯奥駈道出合
大峯奥駈道出合
ザックがデポしてある
大普賢岳山頂
大普賢岳山頂
(裏)大普賢岳山頂



大普賢岳から七曜岳へ

山頂から西へ急斜面を下り切ると水太ノ覗。 覗こうにも辺りはガスに包まれていて視界不良、残念(゜Å) 。

暫く歩くとシロヤシオとシャクナゲロードに差しかかる。 このあたりのシャクナゲは今が盛り。 2年前に行った三川山よりも広範囲に群生していて、花付きもいい。 この時期に大普賢を歩くなら、ここまで足を伸ばすことをお勧めしたい。

国見岳の中腹を巻きながら歩き、一旦下って登り返すと七曜岳。 岩峰の狭い頂で昼食をとりながらお喋りを楽しむ。 同行の女性は、北海道の山が特にお気に入りで、羅臼岳、斜里岳、羊蹄山、トムラウシ山などを踏破。 今度は幌尻岳に登る予定で、そのための鍛錬をしているそうだ。
暫く休んでいると時折日も差しガスも取れて、今まで歩いてきた峰々を一望することが出来た。

登山道から
登山道からの視界は無い

 
水太覗
景観も消された水太覗
(裏)水太覗から
大峯奥駈道
シャクナゲの大峯奥駈道

 
弥勒岳
弥勒岳 目印は小さなプレートだけ
(裏)大峯奥駈道のシャクナゲ
大峯奥駈道
雲が薄くなってきた
(裏)大峯奥駈道を国見岳へ
シャクナゲ
花付きの見事なシャクナゲ
(裏)国見岳へも登る気にならない
薩摩転び
霞む「薩摩転び」
(裏)岩を抱えた木の根
大峯奥駈道稚児泊から
大峯奥駈道稚児泊から振返る
(裏)大峯奥駈道 稚児泊
シロヤシオ
満開のシロヤシオ

 
大峯奥駈道
苔生した大峯奥駈道を進む
(裏)水のない「七つ池(鬼ノ釜)」
七曜岳への鎖場
七曜岳への鎖場を登る
(裏)七曜岳はこの上
七曜岳から大普賢岳
七曜岳から大普賢岳
(裏)七曜岳からオソゴヤ谷側



七曜岳登山道下山

きょうはロングコース。 ゆっくりしている余裕はない。 さあ出立だ。

七曜岳から5分ほど下ったところに無双洞コースと行者還岳との分岐がある。 修験道の大峯奥駈道は、ここを直進し、尾根伝いに行者還岳を経て八経ヶ岳にのびている。

名残惜しいが同行者とはこの分岐でお別れだ。 彼女はご主人が待つという行者還トンネル方面へ直進し、私達はここを左折して、無双洞へ向かう長い下りを取る。 道は急勾配なうえ、前日の雨で滑りやすい。 夫婦で交互に尻餅をつく。 七曜岳をピストンすればよかったと後悔(>へ<)

1時間ほど歩くとやっと長い下りから解放され、水太谷に出た。 ここで一服し、谷を渡渉。 その後緩やかな道になるが、それも束の間、終盤にこのコース最大の難所が待ち受けていた。 ほぼ垂直に見える鎖場や難所が100mほど続く。 力を振絞って攀じ登るが、急勾配の道を下った足には堪えた。

七曜岳登山道分岐
大峯奥駈道から七曜岳登山道分岐

 
七曜岳登山道
七曜岳登山道を下る
(裏)ブナ林の七曜岳登山道を見上る
七曜岳登山道から大普賢岳
七曜岳登山道から大普賢岳

 
七曜岳登山道
急斜面の七曜岳登山道
(裏)七曜岳登山道を振返る
コガクウツギ
コガクウツギ

 
水太谷上流の岩肌の流れ
水太谷上流の岩肌の流れ
(裏)無双洞部を見下ろす
無双洞
無双洞と渡渉する先行者
(裏)無双洞(下の洞)
水簾の滝
水簾の滝
(裏)水簾の滝分岐
登山道
石畳のような登山道
(裏)涸れた谷筋を越える
登山道
滑落注意のある岩場の登山道

 
登山道
前方に激登りの岩場
(裏)岩場を登る登山者
底無井戸
造られたような「底無井戸」

 



そこをクリアすると、山腹に沿った平坦な道となり、やがて和佐又のコルに出て、駐車場に到着。

七曜岳登山道
ブナ林の七曜岳登山道が続く
(裏)岩本新道分岐
ヒメシャラ帯
樹皮の綺麗なヒメシャラ帯

 
和佐又山への分岐
和佐又山への分岐に戻る
(裏)和佐又山ヒュッテへ下る
キャンプ場上の広場から
キャンプ場上の広場から大普賢岳

 



同行者からタフなコースと聞いてはいたが、登りかえしがきつい、聞きしに勝るコースだった。


 

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