「悲喜交々」ならぬ、「四季もごもご」。 ブログ風雑文コーナーです。
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H24年11月30日 (金) 晴曇雨
香茸 |
香茸ご飯 |
「私のいないときにしてね。」と娘から念を押されている香茸ご飯。 漸く作るチャンスが来たというのに、コウタケを出してみると白カビだらけ。 干しが足りなかったのか、保管が悪かったのか。 今年は豊作、大量ゲットして喜んでいたのに、半分以上廃棄してしまったo( _ _ )o
それでも最後に採った何本かは食べれそうだ。 昨年は炊き込みご飯にしたので、今年は混ぜご飯にしてみた。
コウタケを水で戻し、糸コンニャクと薄揚げとゴボウを炒めて味付けしたものを温かいご飯に混ぜ合わせる。 混ぜご飯は味付けが難しい。 炊き込みご飯の方が美味しかったような? いつまでたっても義母の味には到達できそうにない。
山形ではススのように黒いことからススタケと呼ぶそうだ。 当時はどんなキノコか想像もつかなかったが、キノコに興味を持つようになって初めてススタケとコウタケが一致するようになった。 キノコ嫌いの私でも食べられる美味しいキノコだ。
それにしても勿体無いことをしてしまった。 マツタケの次に高値で取引されるキノコなのに廃棄する羽目になるとは・・。 来年は乾燥剤を忘れずに入れるとしよう!
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H24年11月29日 (木) 曇
植物観察の講座で親しくなったメンバー二人と小野アルプスを歩いてきた。
アルプスと言っても最高峰が198.9m、我家よりも標高が低い山だ。 前回は夫と縦走したが、今回は二人の技量がわからなので、惣山と紅山だけをハイキングすることにした。
友人のナビが付いてない車で出かけたので、何度も道に迷ったが、なんとか鴨池駐車場に到着。 準備をし、コハクチョウのいる男池と女池を通過し紅山登山口へ向かう。 登山道は、落葉した「タカノツメ」の甘い香りに包まれていた。
問題は紅山への急斜面の岩場。 聞けば一人は六甲縦走経験者、岩場歩きはお手のもののようなので、もう一方の岩場に不慣れな友人をサポートしながら登っていく。
登山日和なのに先客は3名。 そして惣山は無人。 とはいえ静かな山歩きとはならず、女3人寄ればなんとやら、ま~よくしゃべる。 植物観察歴が長いだけあって二人とも草木に詳しい。 お料理や旅行の話、政治の不満、お喋りは女の特権とばかりにしゃべり続ける。
お喋りに夢中になってたせいかメンバーの一人が紅山にベストを忘れ、「あれモンベルやから高いねん」とかなりの落胆ぶり。 仕方がないので、再度一緒に登ることにした。 風で飛ばされたのかあちこち探してみたが残念ながらベストは見つからなかった。 本人は周りを巻き込んだことに恐縮しきり、それでも「探さないでいると後悔したはず、探してもないのだから」と、諦めがついたようだった。
すったもんだしたが、なんとか無事帰宅することが出来た。
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H24年11月27日 (火) 曇
鳥が撮れるコンデジが欲しいと思っていたら、夫がキャノンのPowerShot SX500ISを買ってきてくれた。 光学30倍ズームだが、軽量で手のひらサイズだ。
本腰を入れるなら一眼レフの方がいいが、機械オンチなので基本操作を覚えるのも面倒。 何よりも我家にはカメラ病の夫がいるので、病気は夫だけで十分だ。 幸いなことに夫はカメラ病であってもレンズ病にまでは冒されてないので経済的負担が少なくて助かっている。
コンテジでも鳥を撮るならもうワンランク上の方がよさそうだが、重くなるので山にも携帯できる方を選んでくれたようだ。 遠望は無理としても条件が整えばそこそこのものは撮れるのではないかとちょっぴり期待! 因みに今使ってるのが光学10倍ズーム。
去年はさっぱりだった野鳥達、今年は沢山飛来してくれるだろうか。
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H24年11月24日 (土) 曇
昨日は六甲縦走、明日は神戸マラソンと、神戸の街はせわしないが、どちらも縁のない私達はノジギクを見に日笠山に出かけてきました。 日笠山は、山といっても60.1mの超低山。 これでは登山にならないので、近くの山も合わせて低山縦走を楽しんできました。
日笠山は地元の人たちのご尽力によってノジギクの見事な群生地となっていました。 花のピークは11月中旬のようですが、今月いっぱいは楽しめそうです。
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H24年11月23日 (金) 雨/曇
夫は私のことをケチだという。 専業主婦なのだから倹約するのは当たり前だと思っているのに府に落ちない言葉だ。
いつまでも吸引力の落ちた掃除機を使っているから? 灯油が入っているにもかかわらず給油ランプが点いてピーピー煩いファンヒーターを使ってるから? 居間の照明が突然消えても点け直して使ってるから? 確かにいろいろ思い当たる節はある^^
今まで騙し騙し使ってきたが、さすがに寿命、買い替え時のようだ。 今日は夫を伴って家電量販店に出かけてきた。 10万ほど予想していたのに、掃除機、ファンヒーター、照明器具と3点買って6万弱。 久しぶりに家電を買ったが、下落ぶりに驚かされた。
一消費者としては家電の値下げは喜ばしいことであるが、それを作って売っている家電メーカーにとってはこの底なし下落は一大事だ。 今、日本のお家芸としてきた電気産業が熾烈な価格競争に巻き込まれ窮地に立たされている。 夫からケチと称される私でさえもこの安値競争は今の日本の姿を見ているようで複雑な心境になる。 日本はいつになったらデフレから脱却できるのだろうか。
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H24年11月18日 (日) 曇|雨
昨日はよく降りましたね。 雨なので、夫は散髪、私は花とキノコのアルバム整理をして過ごしました。
今まで撮りためたものを場所と日付と名前をつけて整理。 困るのが名前の分からないもの。
今春、葉のない草丈10センチほどの白いかわいい花を田んぼの畦で見つけた。 細い茎に不相応な大きな花をつけていた。 これは珍しい! 初見だったので、ちょっとした衝撃を受けた。 もしや希少種、絶滅危惧種? でも周りを見渡すと人家が点在する。 やっぱり園芸種かな?
あれこれ思いを巡らしていたが、検索しても名前が絞れず長らく放置していた。 その名前が昨日になって漸く判明、園芸種のニーレンベルギア、和名「ギンパイソウ」と分かった。 原産地はアルゼンチン、チリ、日本へは明治時代の末期に渡来したようだ。
期待した在来種でなく残念( ´△`) アァ-
今日は雨が止んだので、大岩山に登った時に地元の方から教えていただいた、モミジの名所光明寺に出かけてきた。 ここは兵庫県の観光100選にも選ばれた隠れたもみじの景勝地のようだが、モミジの木は少なく隣接の霊園が際立つ。 わざわざ出向いていくほどのところではなかったような・・。 でも霊園なので将来の参考にはなったかな?
途中、鏑射寺あたりで雨が降り出し、鏑射山は踏まずそそくさと帰ってきた。
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H24年11月14日 (水) 晴
今日は月一の植物観察の日。 雄岡山(おっこさん)と雌岡山(めっこさん)の間にある金棒池に出かけてきた。
当初は雌岡山にも登る予定にしていたが、近くに牧場があり、牛糞のにおいが風に乗って漂ってくるので方向転換。 山に登らず金棒池とその周辺の植物を観察することになった。
金棒池では、トウカイコモウセンゴケ、ヤマラッキョウ、イヌセンブリ(センブリとの違い)、ホザキノミミカキグサ、ムベの実を観察。
これだけ山を歩いているのに、今までムベの実を見たことがなかった。 手にとって見たいが、届かない。 赤くて美味しそうな実だ。 アケビより美味しいと聞くが、どんな味がするのだろう。
池の湿地には想像以上に在来種が多く残っていた。 ただその周辺の野原や道路脇では在来種は駆逐されたのか、帰化植物ばかりが目立つ。 はるばる海を渡ってきた植物たちだが、私には雑草にしか思えずどうにも愛情が湧かない。 先生に申し訳ないと思いながら興味のある植物にだけ耳を傾けている。 ただこう増えてくると今後は帰化植物も覚えないわけにはいかないだろう。 悩ましい問題だ。
向かい合って対峙する山や有名な山には昔から逸話が残されていが、この雄岡山(おっこさん)と雌岡山(めっこさん)にも土地の人の言い伝えがある。
昔、男の神と女の神が地面に金棒を立てて、土を盛って山をつくり高さを競った。 男の神は金棒がポキンと折れてしまい、余り高く出来なかった。 女神の方が高くもれたので、今でも雌岡山の方が高いのだという。
二つの山の間にあるのが金棒池。 男神の金棒が折れてドスンと落ち、出来た窪みに水が溜まったのがこの池だと伝えられている。
別の逸話もある。 雄岡山と雌岡山が気にいった弁慶が、家に持ち帰るため二つの山に金棒を突き刺して担ごうとしたところ、重さのあまり金棒が折れ、地面に大きな窪みをつくって池になったという。
(神戸の伝説より)
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H24年11月 8日 (木) 晴
森の朝は空気が澄んで気持ちがいい。 梢からは、「ピピピッ、チーチー」小鳥たちの賑やかな囀りが聞こえてくる。 森は小鳥たちの楽園だ。
鳥はいいな、今度生まれ変わるなら鳥になろう。 小鳥もいいが、できれば猛禽類になって大空を羽ばたきたい。 人間の8~10倍の視力を持つというワシやタカの目から、この世界はどのように見えるのだろう。
“空を飛んでみたい” 誰もが一度は思い描く夢だ。
昔聴いた曲、中島みゆき作詞作曲の「この空を飛べたら」を思い出した。
“ああ 人はむかしむかし鳥だったかもしれないね こんなにもこんなにも空が恋しい~♪”
好きだったフレーズを口ずさみながら歩いていると、足もとに収穫し忘れたジャガイモが!! これはもしや 「ジャガイモタケ」 ヽ(*^。^*)ノ
希少種のようだが、確認のため持ち帰って切断してみた。 すると中から何かの幼虫が\(°o°;)/ウヒャー 気持ち悪いのですぐに投げ捨てた。 ジャガイモタケと幼虫に申し訳ないことをしたような・・。 初めて見たので判断できなかったが、かなりの老菌になっていたようだ。
名前から美味そうな連想が湧くが、薬品臭が強く、食用には向かないそうだ。 キノコ大図鑑では、食毒は不明となっている。
キノコシーズンも終盤。 晩秋のキノコ、ムラサキシメジも色褪せてきた。 森は寂しい限りだ、居残り組みのキノコしかない。
この一ヶ月、キノコに傾倒し、森をほっつき歩いてきたが、気持ちの切り替え時のようだ。 そろそろ読書や勉学に勤しむとしよう。
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H24年11月 5日 (月) 曇|雨
御在所岳の山上公園に続く登山道で見つけた赤い奇妙なコケ。 真っ赤な帽子が晩秋の殺風景な風景に際立っていた。 以前にも何度か見たこともあるが、なんて名前だろう?
調べてみると、 コナアカミゴケ(コアカミゴケ)ハナゴケ科
(かつては、コアカミゴケと呼ばれていたが、コアカミゴケは日本には存在しないことが判明し、現在はコナアカミゴケが正しいらしい。 コアカミゴケだろうとコナアカミゴケだろうとどっちでもいいような^^ )
名前にコケが付くが、苔ではなく、菌類に分類されるそうだ。 菌類(主に子嚢菌類)と藻類(シアノバクテリアあるいは緑藻)からなる共生生物・地衣類の仲間で、鮮やかな赤色の部分は、子器(しき)という植物の花にあたる組織だとか。
どう見てもコケ植物、でも菌類・・。 自然界には不思議な生物が存在するものです。
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H24年11月 3日 (土) 曇
昨年はいまいちだった御在所岳の紅葉が見頃を迎えているというので出かけてきた。
連休なので、混雑を予想して武平峠付近の登山口に駐車。 歩きたい病と写真撮りたい病を抱える夫は、先に鎌ヶ岳をピストンしてから御在所へ。 私は一人のんびり県境尾根を登る。
峠谷の中腹辺りは美しく紅葉しているが、残念ながら曇天( ´△`) アァ- 陽光もなく全く映えない。 こんなにお天気が悪いとは(;´д` )
気温も2~3度、風が冷たく山頂はガスの中。 寒いので、山上レストランに直行し夫を待って、早々に退散~。 お陰で渋滞に巻き込まれずに帰ることが出来た。
紅葉も1000m以下まで降りてきた。 今週は、近場の山でも楽しめるのではないでしょうか。
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H24年11月 2日 (金) 晴
「また山?」「またキノコ?」と娘に呆れられながらも、今日もまた友人とキノコ狩りに出かけてきた。
先日は鮮やかなオレンジ色のアカモミタケをゲットしたが、今日は珍しいキノコに会えるだろうか。 友人の目的はシモフリシメジやクロカワのようだが、私は絵になる稀有なキノコがいい。 ムラサキシメジがあるといいな?
キノコ好きな彼女は可食キノコなら何でも食べる。 あの網タイツを穿いたキノコ「セイタカイグチ」や毒々しい「タマゴタケ」も食べたことがあるそうだ。 キノコが食べられない私からすると奇食、ゲテモノ食いに近い^^ タラノメやワラビなどの他、山栗やむかごも食べるという。
いつぞや、キノコウォッチングで振舞われたキノコ鍋を食べ軽い食中毒になったことがあったが、彼女は3杯もお代わりしたというのに何事もなかった。 何でも消化してしまう彼女の胃袋が羨ましくもある。
「(雑食の)イノシシみたい。そのうち土を掘って根っこや虫も食べだすんじゃないの?」「アハハハ」
そういえば、キノコ観察会で、「名前のわかってるキノコは全部食べられるんですか」と質問した人がいた。 観察会に参加される方はキノコに関心がある方ばかりだと思っていたので耳を疑った。
「殺しの天使」といわれるドクツルタケなどは見るからに毒キノコっぽいので誰も手出しはしないが、三大食中毒のキノコ「カキシメジ、クサウラベニタケ、ツキヨダケ」などは、時々新聞やTVを賑わしている。 関心がないと耳に入ってこないものなのか。 人もキノコの世界も広くて多種多様のようだ。
今日の収穫は、大量のコウタケとクロカワ数枚。 山とキノコの神様に感謝 (*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆アリガトー!
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H24年11月 1日 (木) 晴|曇
このところきのこ一色の生活だったので、気分を変えて、“花絵じゅうたん”を見に西神のプレンティ広場まで出かけてきました。
今年の大河ドラマはちょっとコケてしまいましたが、絵柄は平清盛にちなんで、平氏の家紋である蝶。 6万5千株のビオラ(花壇苗)を用い、3日かけて作られたそうです。
傍で見ると何の絵柄かわかりませんが、ショッピングモールの2Fから見ると全体を一望できます。 落ち着いた配色で綺麗でした~♪
せっかく西神まで来たので、隣接する西神中央公園内にある「埋蔵文化財センター」も見学してきました。 常設の展示品に加え、秋季企画展「清盛の生きた時代」も開催されています。 無料なので、考古学や歴史に興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
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